ボルダリングの級って何? 難易度の目安を分かりやすく解説

初めてボルダリングジムに行った人が必ず気になるもの、それは級(グレード)の存在です。

初心者の人は何となく登っていた課題が8級とか9級なんて言われても、始めたばかりのうちはよく分からないですよね。

そこで今回は、ボルダリングの級について、難易度の目安と共に解説していきたいと思います。

ボルダリングの級って何? 難易度の目安を分かりやすく解説

10〜8級はボルダリング初心者向け

まずはこの辺からスタートです。このレベルの課題は初心者がムーブを覚えるための課題となっていて、ホールドも大きくて掴みやすい・足をかけやすいタイプで構成されています。

ボルダリングジムでも最初のレクチャーで使われるレベルなので、始めたばかりの頃は一旦すべてこなしてみてもいいかもしれません。

あまりに簡単過ぎると感じたら、次の7〜6級へ行きましょう!

7~6級は少し上手い人ならすぐできる

ここからいよいよ足が限定される7級です。きちんとオブザベーション(コースの確認)をしないといけなくなってきます。

また、これまでは我流で力任せでもいけた人も多いでしょう。足なんて気にしなかったのでとにかく置きやすいホールドに足をかけていたと思います。

初心者は6級くらいからそろそろムーブがキツくなってくるかもしれません。というのも6級は初心者がボルダリング初日で落とせるかどうか微妙なレベルで、足のホールドも少しずつ小さくなってくるんです。

ボルダリングの級って何? 難易度の目安を分かりやすく解説

5級からは脱ボルダリングビギナー

中級者の境目である5級は、基本的なムーブができていないと楽に登ることはできません。上級者がウォーミングアップでよく登っていて、基本的なムーブをおさらいする上でも利用します。

「1回目は腕がパンパンになってダメだったけど、2回目はすんなり落とせた!」というのもボルダリングあるあるです。

もし5級を落とせたら、それだけで慢心せずに他の課題を登ったり、まぐれ防止のために何度も反復して練習してみて下さい。

4~3級がいけたらボルダリング中級者!

ボルダリングで壁にぶち当たるのがこの4級あたりです。壁の傾斜がきつい課題もチラホラ出てきて、体幹や指などの基礎的な筋肉がないとキツい課題も出てきます。

コースの状況に応じて臨機応変に対応出来るかどうかなど、ボルダリングの場数や経験がモノを言う課題も……。

ダイアゴナルやアウトサイドフラッギングといった基本ムーブはきちんと習得していないと歯が立たないので、まだまだ怪しい人は5級で基礎を見つめ直してみて下さい!

2〜1級はボルダリングコンペに出れるレベル

「4級〜3級はおおよそ落とせたな」という人はもうすっかりボルダリング上級者です。

2級からは掴むところがないくらい意地の悪いコースばかりで、かなり難しい体制やダイナミックなムーブを求められることも多いです。

1級はコンペで使われるコースのレベルなので、これができればコンペに出ても恥ずかしくないと思います。

逆にこのレベルに達していないと、コンペに出ても初手すら持てずに終わるなんてことがざらにあるので気をつけましょう。

ちなみにこの辺の難易度をこなすようになると、外岩にも挑戦しはじめる人が結構出てきます。

ボルダリングジムでは上手い人だけで構成されるコミュニティも結構あるので、2級や1級が落とせるようになったら誘われるかもしれませんね!

ボルダリングの級って何? 難易度の目安を分かりやすく解説

初心者はまず5級の課題をこなせるように!

以上がボルダリングの級の目安についてでした!まずは5級を目指してコツコツ練習していれば、自然と基礎的なムーブは身に付いて来るかと思います。

ボルダリングで大事なのは反復練習なので、5級が難しい人はそれより簡単な課題を何度もこなして練習しましょう!

また、身長が低くてリーチが短い人や、握力・バランス感覚・体幹に自信がない人は最初苦戦すると思います。でもそういう人こそ、ボルダリングジムにいる人達にアドバイスを求めてみて欲しいです。

これはジムのスタッフでも上級クライマーでも良いのですが、皆親切に教えてくれるので、アドバイスをもらったらずっと苦しめられていた課題もすんなり落とせた、なんてこともよくあります。

1人で黙々とやるのもいいですが、たまには誰かに見てもらって教えてもらうのが、案外ボルダリング上達の近道だったりします。恥ずかしがらずに積極的に挑戦してみて下さいね!

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