ボルダリング中級者を脱出! 強傾斜の登り方をマスターしよう!

ボルダリングにハマり始めて通い続けること半年……。なかなか中級グレードから脱出できない人も多いのではないでしょうか。

より手っ取り早く中級者を脱出したい!! そんな思いを抱いている人に向けて、ここでは中級者が苦戦する強傾斜をスムーズに登れるようになるコツをご紹介します。

手っ取り早くといっても、明日明後日には登れるようになるものでもないので、コツコツと積み重ねてレベルアップしていきましょう!

ボルダリング中級者を脱出! 強傾斜の登り方をマスターしよう!

強傾斜とは?

ボルダリングジムへ行ったときに、「あんな天井みたいなところ登るの……?」と驚いたことがあるでしょう。

強傾斜というのは、一目見て大きく手前にかぶっている壁のことをいいます。ジムの中には天井のような形状の壁があるところもあるでしょう。

強傾斜やもしくは、“ルーフ壁”ともいいますよ。

ボルダリングを始めて半年ぐらいたったころは、「強傾斜が苦手……」という人が多いです。むしろ、上級者の人でも「なかなか強傾斜は好きになれない」という人も……。

それもそのはず! 強傾斜を登ると、自分の体重が直に腕や足にかかるので、体力が続かなかったり、自分の体重を支え切れずに落ちてしまったりすることがあるからです。

上級者の人の中でも強傾斜が上手! そんな人たちの登り方には、いくつかのポイントがあるのです。

強傾斜をスムーズに登るコツ①足をうまく使おう!

ボルダリング中級者を脱出! 強傾斜の登り方をマスターしよう!

強傾斜を登っているとき、足の置き方はどのようになっていますか? ホールドに普通に置いているだけの人も多いでしょう。

そんな人は、「足が切れて落ちてしまう」ということがよくあります。強傾斜を克服するには、足を切れないようにするために、足のテクニックが必要になってきます。

そのテクニックというのは、

・トゥーフック
・ヒールフック
・足ピンチ

です。

トゥーフックというのは、足の甲部分をホールドに引っかけるムーブのことをいいます。

ただトゥーフックをやろう! と思って、実践するとほとんどの場合が“足を引っかけることに夢中になりすぎて、ふくらはぎや太ももの筋肉をおろそかにしていること”が多いです。

なので、トゥーフックをするときは、つま先を引っかけることはもちろん、L字型に固定して、ふくらはぎと太ももの筋肉を使って身体を安定させるようにしましょう!

ヒールフックは、トゥーフックとは逆でかかとをホールドに引っかけて身体を安定させるムーブです。

ヒールフックはホールドに対して30度から45度の角度でねじ込むことがポイントで、少しガニ股を意識すると行ないやすいですよ。

足ピンチは、その名の通りホールドを足で挟むムーブです。トゥーフック+逆の足でホールドを挟み込むようなイメージを持ってもらえると分かりやすいでしょう。

この足ピンチをマスターすると、トゥーフックだけよりも格段に身体が安定するのでオススメです。

トゥーフック、ヒールフック、足ピンチをうまく使いこなせるようになると、強傾斜でのムーブがスムーズになり、今までよりも断然登りやすくなります。

強傾斜をスムーズに登るコツ②急いで登る! だけど慌ててはダメ

強傾斜壁をスムーズに登るためには、登っているときの体力がキーポイントとなります。

そのため、丁寧にゆっくり登ってしまうと、途中で体力の限界がきて落ちてしまいます。

そこで、強傾斜を登るコツとしては、「急いで登るけれど、焦らないように!」です。

急いで登ると、大体足が雑になってしまったりするので、ひとつひとつのムーブは丁寧に行なうけれど、できるだけ急ぐ! ということがポイントになりますよ。

強傾斜をスムーズに登るコツ③体幹を意識しよう!

ボルダリング中級者を脱出! 強傾斜の登り方をマスターしよう!

強傾斜を登るコツの最後は、「自分の身体の体幹を意識しよう!」です。

登っているときに、自分の身体に意識を持つことはあまりないと思いますが、強傾斜を登るときは、体幹を意識して登るようにしましょう。

何も意識しないで登ると、壁から体が離れてしまい、次のムーブをするのにも体力の消費が激しくなります。

しかし体幹を意識して登るようにすると、壁から体が離れにくくなり、次のムーブがスムーズになるようになるんですよ。

中級者を脱出して上級者の道へ!

中級者を脱出するには、足の使い方はもちろん、身体の使い方が上手になることがとても重要です。

意識しながらコツコツ積み重ねることで、意識しないで登るよりも早くレベルUPができちゃいますよ!

現状のグレードよりも、もう一歩先へ進みたい! という中級者の人は、ひとつひとつのムーブを大事にしながらも、身体の使い方や足の使い方を意識して登ってみてくださいね。

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