ボルダリングのテクニックをマスターしたい! すぐに使える3つの技

ボルダリングにハマればハマるほど、難易度の高い課題にチャレンジしたくなりますよね。

「あ、あの人3級をスイスイ登ってる……。あんなに軽々登るってことは意外と俺も登れたりして……。」

いざマネして登ってみると、

「え、ええええええーーーーー!全然できないーーーー!」

と、高グレードの課題が見た目以上に難しいことに衝撃を受けます。実は、うまい人は登る時に様々なテクニックを使っているんです!

あなたもテクニックを覚えて難しい課題にトライしましょう!

ボルダリングのテクニックをマスターしたい! すぐに使える3つの技

ボルダリング初心者がまず覚えるべきテクニック①:ダイアゴナルムーブ

・ダイアゴナルムーブ  難易度(★☆☆☆☆)

ボルダリングのムーブの中では基本中の基本で、非常に汎用性の高いムーブです。特に上方向に登る際に力を発揮し、垂壁から強傾斜まで広く使えます。動きとしては、

①片足でホールドに乗る。
②ホールドに乗っている足と同じ側の手を体をひねりながら伸ばしてホールドを取る。
③足を入れ替えて、同じ動きを逆側の手足で行う。

となります。

参考動画:https://www.youtube.com/watch?v=McZuBDgD7EE

上達すれば、今まで正対で登っていた時よりも格段に足の力を使えるようになるので、腕が疲れずに登ることができます。また、体をひねることで壁と体が近い位置で登ることができるので、今までよりも遠い位置のホールドにも手が届くようになるメリットもあります。

ボルダリングのテクニックをマスターしたい! すぐに使える3つの技

ボルダリング初心者がまず覚えるべきテクニック②:スメアリング

・スメアリング  難易度(★★☆☆☆)

スメアリングは「スメア」などとも呼ばれ、ホールドに足を置いている側とは逆の足を壁に当てるテクニックになります。ただ壁に足を当てるだけで意味があるのか? と思われる人もいるかもしれません。

重心を体の中心に持ってくるのが難しい場合に、スメアリングをしないと体が回転してしまいますが、スメアリングをすることによって、体が回転してしまうのを抑えることができる、というメリットがあります。

参考動画:https://www.youtube.com/watch?v=Jzo_v_ORjZY

また、重心移動が必要な横移動の課題の場合に壁から体が離れてしまい落下してしまうことがありますが、そのような場合にもスメアリングによって重心のバランスをとることができて、壁から体が離れていくのを抑制することができます。

ボルダリング初心者がまず覚えるべきテクニック③:キョン(ドロップニー)

・キョン(ドロップニー)  難易度(★★★☆☆)

キョンはホールドを取りに行く側と同じ側の膝が下を向くくらい内側に折りたたんで曲げて、体を固定させて登るためのテクニックになります。特に強傾斜において、正対で普通に登ると足が抜けてしまって足ブラになって腕の力を酷使してしまうような場面で、体を固定することができるので、足が抜けずに登ることができます。

参考動画:https://www.youtube.com/watch?v=oSYNKVysnIw

また、垂壁や緩傾斜でもホールドが薄いなど手が悪くて腕の力がほとんど使えない場合にも、キョンで体を固定させることで、足の力を使って登っていくことが可能になります。ただしキョンは便利な反面、うまく足が固定されない中でやると膝を故障する可能性もあるので、気を付けて使っていきましょう。

ボルダリングのテクニックをマスターしたい! すぐに使える3つの技

これが使えるとカッコイイ……!上級テクニック:ヒールフック&トゥフック

・ヒールフック&トゥフック  難易度(★★★★★)

ヒールフックとトゥフックはその名の通り、足の「踵」と「爪先」をホールドにかけるテクニックになります。普通に足を置いてムーブを起こそうとすると重心がズレて体が振られてしまう際に、ヒールもしくはトゥをホールドにかけることで、体が振られるのを防ぐテクニックになります。

また、ヒールフックを使えることができれば、ホールドが悪く手の力が使えない課題において、ヒールフックで足を掻き込んで上体を上げていき次のホールドを掴む動きにも対応できるようになります。

慣れるまでは感覚を掴むまで時間がかかるかもしれませんが、一度慣れれば非常に便利なテクニックであり、また何といっても「オシャレ」なので、ぜひ練習して使いこなせるようになりましょう。

ヒールフック:https://www.youtube.com/watch?v=cGt6ROw8htM
トゥフック:https://www.youtube.com/watch?v=Mw_Zk1KY4CI

テクニックの知識がついたらボルダリングジムへ行こう!

ボルダリングジムに行った際に他の上級クライマーの動きを観察してみましょう! 今回紹介したテクニックは非常に汎用性が高く、頻出のテクニックなのでおそらく誰かがやっているはずです。

観察した後は是非自分でもその動きを真似してみてください。自分でも挑戦してみて何度も繰り返すことで上達していきますので、どんどんトライしていきましょう!

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